【2021年度版】おすすめの防災備蓄用保存水

水のボトル 防災備蓄

こんにちは!

いくたつです!

皆さんは家庭に防災用に備蓄を行っていますか?

今年は東日本大震災から10年の節目の年でもあり、

近年地震だけでなく、台風による浸水・河川氾濫など、

自然災害も激甚化していますね。

さらにコロナウイルスもあいまって

家庭での備蓄を意識されている方は増えているのではないでしょうか。

そこで今回は、備蓄する上で最も重要な「水」について

紹介していきたいと思いますが、

皆さんは災害時に水がどれくらいの量必要か、どれくらい備蓄すべきかを把握していますか?

下記の調査では

備蓄が‟できていると思っている人”の中で、

正しい水の備蓄量を認識できている人は約30%と少数

トクする!防災」プロジェクト「家庭の備蓄状況」に関するアンケート調査

とあり、準備できている思っている人でも

正確な備蓄量を把握できていないことがわかります。

そこで今回は、下記のポイントで水の備蓄について紹介していきたいと思います。

  • 備蓄に必要な量の把握
  • 保存するサイズや備蓄方法
  • 保存水の選び方とおすすめの長期保存水

いざという時、水があることで生命の確保に繋がることはもちろんのこと、

できるだけ日常に近い生活を送るために必須です。

正しい水の備蓄量を認識して準備していきましょう。

備蓄に必要な量の把握

多くの水

まずは3L✖️3日分✖️家族の人数!

水に限らず、備蓄は最低3日分というのは、

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

発災直後3日間はライフラインも止まり、

人命救助が最優先となるので、

物資の輸送はすぐに行われない可能性があります。

そのような環境下では、3日間は自力で乗り越える準備が必要です。

その量については行政の指針として、

“水については、1人当たり1日3リットル、計9リットル”

『内閣府:大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン(PDF)』

と言われています。

そのため、水は最低1人当たり9L、例えば家族が4人なら36Lを準備することが必要です。

2016年の熊本地震では飲料水不足が相次いだため、

余裕がある場合は5日間で1人当たり、15Lを想定して備蓄を考えましょう。

1日3Lの理由は生命維持のため

水の泡

1人9L、家族が4人で36L、かなり多いですよね。

なぜこれだけの量を備蓄しなければいけないのかですが、

そのほとんどは、生命維持に必要だからです。

そんなに毎日水を飲んでいない!と感じる方もいると思います。

でも実は、私たちは1日に2.5Lの水を摂取、排出しています。

健康のため水を飲もう
厚生労働省 「健康のため水を飲もう」推進運動

詳細には、外部から取り込んだ水2.2L、代謝の過程で体内で作られた水0.3L

となりますので、最低2.2Lは食事と飲み水から摂取しなければいけません。

災害時の一日を想定して例をあげてみます。

食事の時に摂取

食事用:アルファ米を1つ作るのに150~200mL程度✖️3食=600mL
    ※使用した水は全て体内に取り込むと想定

飲用:食事と一緒にコップ1杯(200ml)✖️3食=600mL

食事以外で摂取

飲用:朝・昼・夜と約350mL✖️3回=約1L

計 2.2L

実際は、ジュースを別に備蓄していれば使用する水が節約できたり、

逆に水がもっと必要な料理が必要な場合もあると思いますので、

備蓄している物によって多少変動はすると思います。

ただし、実際の災害時は通常時と違い、落ち着かない状況だと考えると、

2.5Lは摂取用と想定しておいた方が良いかもしれません。

摂取以外の水については、体を清潔に保つ目的で使う

手を拭く

生活の中で水を使うのは、摂取だけではありませよね。

洗濯、トイレ、入浴、歯磨きなど生活するために多くの水を使っています。

災害時には多くの水を使用するものは制限し、別の方法を考えなければいけませんが、

摂取以外で余った貴重な水については、

体を清潔に保つ目的で使うのが大事だと思います。

具体的には、

手洗い、歯磨き、洗面、洗髪、体を拭くといった形です。

これは感染症の予防につながり、日常に近い状態を維持するのに必須です。

飲用ではないので、摂取用と分けてこれらの水を準備するのも手ですが、

保存がきかない水の頻繁な入れ替えやスペースが別に必要となりますので、

私のように都内でマンション住まいですと、

そういったスペースを確保するのが難しかったり、

頻繁な入れ替えも面倒だと感じています。

こういった理由からできるだけこの3Lの範囲内でまかなえるのがベストだと思います。

保存するサイズは2種類・備蓄方法は自分のライフスタイルに合わせて

災害時には直後に避難所へ向かう1次避難と

その後、避難所や自宅で過ごす2次避難があります。

ただし、避難所での生活はプライバシーや2019年の台風19号でも入れないといった問題があり、

昨今のコロナウイルスの対策も考えると自宅での避難と備蓄が必須だと思います。

そのため、保存するサイズは2種類準備しておいた方が良いです。

  • 持ち出し用としてに500mL(1次避難時)
    こちらは1本/人程度、非常持出袋に入れる
  • 自宅避難用に割安な大サイズ(2次避難時)
    2Lペットボトルやウォーターサーバーをお使いの方はウォーターボトル

備蓄方法については、ローリングストック法をご存知の方も多いのではないでしょうか。

ローリングストックとは

日頃から自宅で利用しているものを少し多めに備えることで、災害時に自宅で当面生活することが可能となります。
常に最小限備えるべき品目・量を保ちながら、多めに備えているものを日常の中で消費していくため、特別な準備は必要ありません。
このような考え方を「ローリングストック」といいます。

ローリングストック

出典:防災首都圏ネット

普段、ミネラルウォーターやウォーターサーバーを使用している方は、

ローリングストックを行うのが良いでしょう。

しかしながら我が家のように普通の水道水を使って、

ミネラルウォーターを日常使いする習慣がない方は

次に紹介する長期保存水を選ぶのが、頻繁な交換も買い替えも必要ないので良いでしょう。

保存水の選び方とおすすめの長期保存水

山からの湧水

購入する時の注意点

まず、お水には硬度があるため、

硬水(硬度:120mg/l~ )ではなく、

必ず軟水(硬度:0~120mg/l)を選びましょう。

WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が0~60mg/l 未満を「軟水」、60~120mg/l 未満を「中程度の軟水」、120~180mg/l 未満を「硬水」、180mg/l以上を「非常な硬水」といいます。また、日本においては一般的には、硬度0~100mg/lを軟水、101~300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水に分けられています。

出典:エビアン 硬水と軟水の違い

これは、水道水が軟水(日本の河川のほとんどが軟水)で、日本人になじみがあるためです

これからご紹介するお水はもちろん軟水です。

保存期間別、おすすめの保存水

保存水は一般的に5年〜7年、10年〜15年と保存期間の製品があり、

保存期間が長いほど購入時の価格は高くなります。

今回、保存期間別のおすすめと、

保存期間と価格面でどれが費用対効果が優れているか、自宅避難用の目的で

2L✖️6本のケース(送料込み)の最安値且つ全国発送可で購入する場合を比較してみます。

5年保存水

山梨県甲州市塩山竹森で採水されたミネラルウォーターです。

ラベルには、災害用伝言ダイアルの利用方法が記載されており、いざという時便利です。

栄養成分表示
(100ml当たり)
エネルギー・たんぱく質・ 脂質・炭水化物:0
カルシウム:1.5mg
マグネシウム:0.3mg
カリウム:0.2mg
硬度51mg/L
7年保存水

島根県浜田市金城町にて採水された純天然アルカリ「保存水」です。

400kgに耐えられる強化段ボールに梱包されています。

栄養成分表示
(100ml当たり)
エネルギー・たんぱく質・ 脂質・炭水化物:0
カルシウム:2.0mg
マグネシウム:0.004mg
カリウム:0.04mg
硬度86mg/L
10年保存水

こちらは蒸留水になるので、ミネラルの配合はなく、硬度は限りなくゼロに近い又はゼロとなります。

15年保存水

国内最長の保存期間15年となっています。北海道の羊蹄山麓から無菌状態で湧き出す伏流水を、特殊な充填方法にてボトリングしています。

栄養成分表示
(100ml当たり)
エネルギー・たんぱく質・ 脂質・炭水化物:0
カルシウム:0.51mg
マグネシウム:0.15mg
ナトリウム:0.7mg
カリウム:0.15mg
硬度19mg/l

【保存期間別おすすめ保存水比較表】

保存期間購入価格(¥)1mL当たりの
価格(¥/mL)
1本当たりの
2Lペットボトルの
価格(¥/本)
1年間当たりの
2Lペットボトル1本の
価格(¥/年)
5年12800.1021342.6
7年18140.1530243.1
10年25920.2143243.2
15年35900.3264643.0

この図からもわかるように、購入時の価格は異なりますが、

1年間にかかる金額は、ほとんど変わらずペットボトル1本あたり約43円となっています。

私が思うに、備蓄においてもっとも重要な点は、

無理せず、ラクに備えられることだと認識していますので、

1年当たりにかかるお金が変わらないのであれば、

買い替えの煩わしさがない、「15年保存水」は最もおすすめできるお水と言えます。

まとめ

いかがでしたか?

今回の要点をまとめてみます。

  • 水の備蓄量は3L✖️3日間✖️家族分
  • 摂取用に2.2~2.5L、清潔を保つために残りの水を使用する
  • 持ち出し用は500mL、自宅避難用は割安な大きい容量と2種類で保管をする
  • 水を購入して日常使用している方はローリングストック法、日常使いしていない人は、長期保存水を購入する
  • 長期保存水を購入する時は、軟水を選ぶ
  • 買い替えが必要なく、トータルコストが変わらない15年保存水がおすすめ

水は生命を守り、備蓄する上でもかかせないものですが、

適切な量を確認して、皆さんの防災・備蓄の参考になればうれしいです!

ではまた!

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