こんにちは!いくたつです!
コロナ禍の影響で在宅勤務やテレワークの方が増えているのではないでしょうか。
先行きが不安な中、通勤時間等もなくなって時間に少し余裕ができた今だからこそ
副業を考えている・行っている方も増えていると思います。
実際、4割以上が「副業意欲向上」「副業しやすくなった」と変化との実態調査結果もあり、
個人の副業ニーズ増加が顕著に現れています。
そこで今回は、私が実際に利用している「JOINS」という副業支援サービスについて
下記のポイントでご紹介したいと思います。
興味はあるけど、検討材料が不足しているという方は、是非参考にしてみて下さい。
JOINSってどんなサービス?
JOINSは元博報堂の猪尾愛隆さんが2017年に設立された比較的新しい会社で、
東洋経済のすごいベンチャー100にも選ばれており、最近では
神戸市との取組みもニュースになっています。
JOINSは社長の猪尾さんが「地方企業に不足しているのは、
資金以上に「人」だと感じた」という背景から、
地方企業に特化した副業・兼業を紹介する大都市と地方の人材シェアリングサービスを行っています。
副業の形はいろいろありますが、
JOINSでは、都市部で働きながら自分のスキルを生かして地方企業で副業・兼業する
という新しい働き方を提供しています。
政府や自治体は都市から地方への移住促進に取り組んでいますが、
大都市で安定した収入を得て、子育てをしている人にとって、
移住はハードルが高いのではないでしょうか。
そこで、
- 会社を辞めずに新しい場所で自分の価値を見出したい
- 今の会社で働きながらそのスキルを生かして空いた時間で副業をしたい
- 移住まではできないけど、働きながら地方への貢献をしたい
といった方に対しておすすめのサービスです。
それでは具体的にどのように地方企業とのマッチングを行うのか見てみましょう。
マッチングから業務開始までのステップは?
JOINSの特長的なマッチング方法
JOINSでは、企業とマッチングする上で、
心理的安全性プログラムという方法で実施しているのが大きな特長です。
一般的にリモートでの業務委託は業務・スキルのみのマッチングが多く、
距離感が生じやすいことがよくあります。
しかし、このプラグラムでは人柄・価値観といった関係性構築を開始時点から行うことで
互いに相談・依頼がしやすいといったメリットがあります。
私も初めは緊張していましたが、このプログラムがあったことで、
先方との関係性構築がスムーズになり
業務を始めることができました。
業務開始までのステップについて
JOINSで実際に業務開始までのフローを下記に簡単に示します。
- 会員登録(登録時にプロフィールを記入)
↓ - 案件に応募(応募フォームを記入)
↓ - 1次面談(約1時間のWEB面談、応募企業と申込者の2者)
面談前:1次面談向け心理的安全性プログラム記入
面接後:2次面談に希望するか答える
↓ - 2次面談(約1時間のWEB or 直接面談、応募企業と申込者の2者)
面接前:2次面談向け心理的安全性プログラム記入、契約希望条件の記入
面接後:契約を希望するかを答える
↓ - 先方からの業務契約希望の有無の連絡
↓ - 契約書の取り交わし(クラウドサイン)
↓ - キックオフミーティング(応募企業と申込者とJOINS担当者の3者)
↓ - 具体的な業務開始
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
会員登録とプロフィール記入
まずJOINSのWEBページからご利用登録に進むと、メールアドレス・パスワードを入力し、
Web履歴書と勤務条件といったプロフィールを入力します。
Web履歴書では、
- 氏名
- 生年月日
- 最終学歴
- プロフィール写真
- 自己PR
- 経験や自信のある業界・職務
- 在籍企業名
- 職務履歴書
といった基本的な情報を入力します。
ここで入力した事柄については、公開希望をしなければ企業側には情報公開されないので安心です。
勤務条件では、
- 契約時の業務形態(会社員の方は、副業(雇用契約あり)を選択)
- 「中小企業デジタル化応援隊」事業への登録有無
- 対応可能な1ヶ月あたりの稼働時間
- 勤務開始可能時期
- 希望勤務先
- 仕事として関わってみたいテーマ・趣味分野
といった事柄を入力しますが、
「中小企業デジタル化応援隊」事業については、IT専門家として登録し、
要件を満たす場合、中小企業庁から謝金が支払われる且つ、
企業もそれを差し引いた金額で支援を受けられるので、非常に魅力的です。
プロフィールの最後に副業・兼業に関する注意事項の入力が必要です。
これは会社員の場合に現在所属している企業において副業・兼業を行って問題ないかの確認です。
ご自身の会社の就業規定等を見て副業・兼業を行っても問題ないことを確認しましょう。
応募フォームを記入して案件に応募
プロフィールが一通り入力できたら、受付中の案件に募集します。
企業の募集ページでは、最初の業務としてやってほしい具体的なことや、今の企業の状態やさらに目指していきたいことなどが記載されており、担当者の動画メッセージも見ることができます。
応募期限はありますが、応募多数となった場合期限前に終了することもあるようなので、
自分の業務スキルや価値観・考え方が合致しそうな案件には積極的に応募しましょう。
応募する際は、
- 関心を持った理由
- 「最初の業務としてやってほしい具体的なこと」の実現方法
- 実現に活かせそうな過去の経験
を入力します。
応募した後は応募企業の担当者から面談の連絡が来たら、日時をシステムで入力します。
1次面談
1次面談が決定したら、面談までに1次面談向け心理的安全性プログラムを入力します。
入力内容は、次の5点です。
- 好きなことやものを10個教えてください。
- ご自身が仕事の中で120%頑張ってしまうことや状況を教えてください。
- ご自身が周りにされるとやる気が削がれることや状況を教えてください。
- 助けられたり教えられたりするなど、あなたが最近「誰かから力をもらった」と感じたことを教えてください。
- 自分の考えを変えた最近のエピソードを教えてください。
面談前に面談先の担当者とお互いのシートが見れるので、
事前に応募先の人となりや価値観がわかります。
また、この1次面談向けのシートは一度入力すると、
他の企業の面談でもそのまま使用できるので、最初に入力しておけば他の募集もやりやすくなります。
面談は約1時間WEB面談で応募済み案件の応募先を選択すればシステム中で行えるため、
自前でweb会議用のアプリケーションを準備する必要はありませんが、
応募先によっては複数人で面接したいとのことからzoomで希望される場合がありました。
面談終了後、イメージと違うなと思えば辞退でき、
2次面談の実施を希望する場合、その理由と
希望時給、業務可能時間数等を入力して提出します。
希望時給については、5000円を上限として希望を入力します。
私はこの流れで条件面を提出し、そのまま進みましたが、
条件面の交渉はケースバイケースのようなので、応募先によって異なる形をとるかもしれません。
2次面談
2次面談からは、システム上のメッセージ機能がありますので、
応募先の担当者とメッセージをやりとりして面談方法・日程を調整します。
2次面談日程が決定したら面談前までに2次面談向け心理的安全性プログラムを入力します。
入力内容は、次の2点です。
- 質問1:苦手なこと
あなたがあまり得意でなくて、なかなかうまくできない、自分の良さを発揮できないと思っていることをプライベートと仕事の両面で教えてください。 - 質問2:これまでの人生であなたに影響を与えた出来事とそれによって起きたご自身の変化について教えてください。出来事を1行目に4つ記載いただき、それぞれの質問にお答えください。
記入例があるので参考になりますが、私は質問2は入力するのに少し時間がかかりました。
こちらも最初に入力しておけば他の募集でも使用できますので頑張って入力しましょう。
また、契約書の雛形を見ることができますので、時間がある時に目を通しておけば良いと思います。
約1時間程度の面談後、1次面談と同様に業務契約を希望するかを入力します。
業務契約希望の連絡と契約書の取り交わし
応募先からも業務委託契約を締結する意志が示されれば契約が成立し、
登録しているメールアドレスに連絡が来ますので、
クラウドサインを使用して契約書を取り交わします。
具体的には報酬振り込み用の銀行口座を入力し、
業務開始日や一月の業務時間目安、時給単価等の記載を確認して署名します。
キックオフミーティングと業務開始
契約書の取り交わしと並行してキックオフミーティングの日程確認が
JOINSの担当者から登録メールアドレスへ連絡が来ます。
日程が決まれば、応募先の担当者、JOINS担当者、応募者の3者でzoomで面談をします。
内容は、直近のゴール設定、業務報告頻度や定例ミーティングの設定、コミュニケーション方法といった
具体的な内容を確認した後、業務を開始します。
業務開始後に解約したくなったら?
実際に業務を開始して、開始前のイメージと異なり解約したいとなった場合でも、
1ヶ月単位の契約更新ですので、解約が可能です。
契約期間については、甲(応募先)、乙(応募者)で下記のように契約が取り交わされています。
1. 甲乙間における本契約の有効期間は、前条第2項で定めた業務開始日にかかわらず、業務開始日の属する月の1日から1ヵ月間とする。ただし、有効期間満了日の 7 日前までに甲または乙から書面(電子メール及び丙が提供するWEBサイト上のメッセージ機能を含む)による解約の申し出がないときは、本契約と同一条件でさらに1ヵ月間継続し、以後も同様とする。
出典:JOINS
例えば、2021年2月に業務を開始して1ヶ月で解約したい場合、
有効期間満了日(2月28日)の 7 日前までですので、2月21日までに
解約の申し出をすれば良いことになります。
申し出がなければ自動更新という形で契約は続きます。
1ヶ月単位であれば安心して始められますね。
JOINSを使ってみたメリット・デメリットは?
実際に私が使ってみて感じたメリット・デメリットをあげたいと思います。
まずはメリットから
- 求めている業種が多数(IT関連の業務だけではない)
- 自分のスキルの延長線上で仕事をするので、業務がやりやすい
- 成果報酬型ではないので、過程であってもやった分だけお金になる
- 業務以外のところも面談で確認できるので、合う合わないを判断しやすい
リモートワークで行う業務の特性上、
ECサイトの立ち上げや社内システム構築等プログラマーの人の業務が多い印象がありますが、
JOINSでは人事や法務、マーケティング、商品開発、営業等、非常に募集が多岐に渡っています。
そのため、自分のスキルに合致した案件が非常に見つけやすく、
現業のスキルの延長線上にある副業なので、効率よく業務を進めることができます。
また、成果物を納品してお金をもらう形ではないので、働いた分だけ報酬は発生し、
収入を確実に得ることができます。
最後に心理的安全性プログラムを踏まえて2回面談があることで業務内容だけでなく、
応募先の企業の雰囲気が合うかどうかを確認して進めることができます。
私も実際に面談してみて雰囲気が合わないと感じた場合は途中で辞退をしたので、
本当に自分に合う企業かを決めやすいです。
では次にデメリットは以下の通りです。
- 面接のやり方が決まっていない
- 面談日程の調整を互いのメッセージでやりとりしなければいけない
- 金額の相場がわからない
- 業務開始まである程度の時間が必要
面談については、
心理的安全性プログラムを入力して臨んだものの、全く使わないで面談する場合や、
比較的ゆるい段階のはずの1次面談からガツガツと目標を達成するために何ができるのかと強く問われたりする場合など、
企業によって面談のやり方がバラバラでした。
また2次面談からは日程調整をメッセージ機能を使って候補日を連絡しなければいけないので、
少々面倒でした。カレンダー等で候補日を共有できる・選択できるともっと良かったです。
希望時給については、1次面談後に入力しますが相場感がわからず、
どこまで踏み込んで応募先とお金の話をすれば良いか戸惑いました。
デメリットの最後としては、2次面談までありますので、
業務開始まである程度の時間が必要と認識しておいた方が良いです。
私は応募してから業務開始まで約1ヶ月ほどかかりました。
メリット・デメリットを踏まえて
メリット・デメリットをあげた上で、
契約が成立するまで時間がかかったり、面倒な部分もありますが、
契約が成立すれば、安心して継続的に応募先の企業で業務に携われると私は感じています。
実際、お互いの性格がわかるようになり、
業務以外の話から業務につながる発展的な雑談がしやすい雰囲気になっています。
まとめ
いかがでしたか?
JOINSは、非常に安心して業務に取り組める準備をしているサービスなので、
地方企業とのリモート副業を検討されている方は、
是非参考にしてみてください!
自分に大きな役割を与えてくれたり、
異なる視点から現業にも良い影響があると思います!
ではまた!
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